新築で失敗しないコンセント計画とは?位置・種類・選び方
新築を計画中の方、ワクワクする反面、細かい部分で悩んでいませんか?
特に、コンセントの位置や数は、後から変更するのが難しいだけに、慎重に決めたいもの。
快適な生活を送るためには、どんな点に注意すれば良いのでしょうか。
今回は、新築におけるコンセント計画について、具体的なアドバイスをご紹介します。
後悔しないためのポイントを、ぜひ参考にしてください。
新築のコンセント位置と数
部屋別推奨数と適切な高さ
玄関は、掃除機や電動自転車の充電などに100Vコンセントを1つ設置するのが一般的です。
高さは、下駄箱や扉の影など、目立たない場所がおすすめです。
廊下は掃除機と照明器具用として、床から30~40cmの高さに100Vコンセントを1つ設置するのが良いでしょう。
リビングダイニングは、使用頻度が高いため、余裕を持った設置が重要です。
6~8畳なら100Vコンセント4つ、200Vコンセント1つが目安です。
8~10畳なら100Vコンセント5つ、200Vコンセント1つ、10~13畳なら100Vコンセント6つ、200Vコンセント1つと、畳数に応じて増やしましょう。
高さは、照明器具なら床から30~40cm、テレビや充電器なら床から50~60cmと、用途によって使い分けると便利です。
キッチンは、電子レンジや冷蔵庫など多くの家電を使う場所なので、100Vコンセント6つ、200Vコンセント1つを推奨します。
調理台の高さに合わせて設置すると便利ですが、水や油がかからないよう注意が必要です。
洗面所は、洗濯機、ドライヤー、ヘアアイロンなど、100Vコンセント2つと200Vコンセント1つを確保しましょう。
収納スペースには、掃除機などの充電用に床から30~40cmの高さに1つ設置すると便利です。
寝室は、充電器、スタンドライト、テレビなど、必要に応じてコンセントを増やしましょう。
子ども部屋は、将来の成長を見据え、パソコンやタブレット、充電器、季節家電などを想定して、十分な数を確保しましょう。
生活動線と家具配置との関係性
コンセントの位置を決める際は、家具の配置を事前にしっかりと計画することが重要です。
ソファやベッド、テーブルなどの配置を想定し、コンセントが家具に隠れてしまったり、使いにくい位置にならないよう注意しましょう。
また、生活動線も考慮しましょう。
頻繁に使用する家電のコンセントは、手の届きやすい位置に配置するのが理想です。
例えば、キッチンでは調理家電を頻繁に使うため、作業スペースの近くにコンセントがあると便利です。
よくある失敗例と対処法
・使いにくい位置にコンセントを設置してしまうと、不便さを招きます。
事前に使用用途をリストアップし、必要な場所と数を計画的に決めましょう。
・数が足りないと、延長コードを使うことになり、見た目も悪く、火災リスクも高まります。
余裕を持った数を確保し、電気容量も考慮しましょう。
・家具に隠れてしまうと、コンセントが全く使えなくなります。
家具の配置を考慮し、コンセントの位置を決めましょう。
・後からコンセントの位置を変更するのは、費用と手間がかかります。
計画段階でしっかりと検討しましょう。
・屋外での使用を想定していないと、高圧洗浄機や芝刈り機などが使えなくなります。
屋外コンセントの設置も検討しましょう。
コンセントの種類と選び方
コンセントの種類と特徴
コンセントには、100Vコンセント、200Vコンセント、アース付きコンセントなど、様々な種類があります。
それぞれの用途に合わせて適切なコンセントを選びましょう。
また、USBコンセントやスイッチ付きコンセント、抜け止めコンセントなど、便利な機能を持つコンセントも存在します。
これらの特徴を理解し、生活スタイルに合ったものを選びましょう。
電気容量とコンセントの選び方
消費電力の大きい家電を使用する場合は、適切な電気容量のコンセントを選ぶことが重要です。
ブレーカーが落ちないように、事前に家電の消費電力とコンセントの容量を確認しましょう。
複数の家電を同時に使用する場合も、電気容量を考慮する必要があります。
将来的な拡張性を考慮した計画
将来、新しい家電を購入したり、生活スタイルが変わったりする可能性も考慮し、コンセントの数を多めに確保しておくと安心です。
特に、リビングやキッチンなどは、将来的な拡張性を考慮して、余裕を持った計画を立てましょう。
また、増設が容易なように、配線計画にも気を配ることが大切です。
まとめ
新築におけるコンセント計画は、快適な生活を送る上で非常に重要な要素です。
部屋ごとに必要なコンセントの数と適切な位置、そしてコンセントの種類を事前にしっかりと計画することで、後々の後悔を防ぎ、快適な暮らしを実現できます。
生活動線や家具配置を考慮し、将来的な拡張性も視野に入れた計画を立てることが大切です。
この記事で紹介したポイントを参考に、理想の住まいを実現してください。